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「食事バランスガイド」はなぜ作られたのか。

 平成12年3月に文部省(当時)、厚生省(当時)、農林水産省により策定された「食生活指針」は、多様な視点からの望ましい食生活について、広く国民にメッセージを伝えてきましたが、まだ、十分に国民に知られているものとはなっていません。

 また、生活習慣病予防を中心とした健康づくりという観点からは、野菜の摂取不足、食塩・脂肪のとり過ぎ等の食生活上の問題、男性を中心とした肥満者の急速な増加などに対し、「食生活指針」を普及することにより、より多くの人々に栄養・食生活についての関心や必要な知識を身につけてもらい、食生活上の課題解決や肥満の改善に結びつけてもらうことが必要になってきました。

 さらに、食生活に関する情報が社会に氾濫する一方、人々の価値観が多様化し、忙しい生活を送る中で毎日の食事が大切であることすら忘れがちとなってきています。

 このような中で、先に食育基本法(平成17年法律第63号)が成立し、こうした現状に警鐘をならし、国に対しても、「食」に関する施策の強化・充実を求めていると言えます。

 こうしたことから、厚生労働省及び農林水産省では、食生活指針を具体的な行動に結び付けるものとして、「何を」「どれだけ」食べたらよいか、という「食事」の基本を身に付けるバイブルとして、望ましい食事のとり方やおおよその量をわかりやすくイラストで示したものを策定することになりました。

 「食事バランスガイド」は、誰もが親しみやすいものになることを目指して策定したもので、一人一人が自分自身又は家族の食生活を見直すきっかけになるものとして、より多くの方々に活用されることが重要です。

 そして、「バランスのとれた食生活の実現」が図られ、国民の健康づくり、生活習慣病の予防、食料自給率の向上に寄与することが期待されます。

「平成17年7月 フードガイド(仮称)検討会報告書」より 抜粋・一部改変

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