食育健康サミット

健康寿命延伸にむけた、肥満、糖尿病の予防・重症化予防−日本型食生活の役割

平成28年11月10日、東京の日本医師会館において、「食育健康サミット2016 健康寿命延伸にむけた、肥満、糖尿病の予防・重症化予防‐日本型食生活の役割[主催:公益社団法人日本医師会 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構 後援:農林水産省他]」を開催いたしました。

健康日本21(第2次)では、健康寿命延伸にむけ、循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病の発症予防と重症化予防を基本的な方向として掲げています。そして、生活習慣病の主要なリスクファクターとしては肥満があり、その予防は糖尿病等の各種疾病の発症予防にも繋がると言われています。

そこで、食事・栄養に関する包括的なガイドラインである食事摂取基準では、健康の保持・増進、生活習慣病の発症予防・重症化予防のために、エネルギー収支バランスの維持を示す指標として、BMI(体格)を用い、目標とするBMIの範囲を男女共通で年齢階級別に定めています。また、エネルギー産生栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物については、総エネルギー摂取量に占めるべき割合としてこれらの構成比率を指標とし、その摂取量の範囲を目標量として定め、弾力的な対応ができるようにしています。

肥満は、身体活動の減少とエネルギー摂取量の過多から引き起こされることから、身体活動と食事の管理が重要になります。特に食事については、食を楽しみながら実践し、継続していけるよう、個人の身体状況や嗜好性等を考慮して、安全で、食文化や食習慣にも配慮することが大切になってきます。

肥満、糖尿病の予防、重症化予防のため、身体活動の役割とともに、個々人にあった適正なエネルギー量で、適正なエネルギー産生栄養素のバランスを図る食事を提供できる日本型食生活の役割についてご講演いただきました。

以下には、ご講演いただきました先生方の講演をわかりやすくまとめましたものを掲載しております。健康寿命延伸にむけた、肥満、糖尿病の予防・重症化予防と日本型食生活の役割をご理解いただければ幸甚に存じます。

          


「健康寿命を延ばすために 適正な体重管理は、日本型食生活と運動で!」

講演要旨(PDFファイル)

体重の管理で、肥満や糖尿病予防を!

東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野教授 佐々木 敏 先生

糖尿病予防・改善には、日本型の食事と運動が効果的!

東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝 先生

ごはんを中心とした日本型食生活で、肥満の予防を!

公益財団法人結核予防会 総合健診推進センター所長 宮崎 滋 先生

有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせて、肥満・糖尿病予防を!

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 健康増進研究部長 宮地 元彦 先生

[ トピックス 1 ] 《きちんとした知識を身につけ実践してみよう 1 》

肥満や糖尿病の予防・重症化予防のための望ましい食事のとり方 Q&A

東京大学大学院医学系研究科 社会予防疫学分野教授 佐々木 敏 先生
東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝 先生
公益財団法人結核予防会 総合健診推進センター所長 宮崎 滋 先生
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 健康増進研究部長 宮地 元彦 先生


Q. 糖質制限食は減量に有効か?
Q. 野菜を先に食べる食べ方の健康効果は?
Q. ごはんを中心とした日本型食生活のメリットは?

[ トピックス 2 ] 《きちんとした知識を身につけ実践してみよう 2 》

4つの筋力トレーニングで、サルコぺニアの予防を!

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 健康増進研究部長 宮地 元彦 先生

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