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春から始めたイネづくりも、いよいよ最後の仕上げです。よくほして乾燥(かんそう)したイネから、もみをはずします(これを脱穀(だっこく)といいます)。ここでとれたもみをしまっておくと、来年の種もみになります。とれたもみの重さや数を記録しておきましょう。

食べるためには、まず[もみ]から[もみがら]をはずします。もみがらをはずしたお米は玄米(げんまい)とよびます。玄米(げんまい)はまだ皮をかぶっているので、ふだん食べるお米にくらべると茶色っぽく、胚芽(はいが)と呼ばれる部分もついています。

玄米(げんまい)から表面の皮などと胚芽を取りのぞくと、ようやく白くすき通るような、ふだん私たちが食べるお米になります。このお米にする作業を精米(せいまい)といいます。
約半年間いろいろと手をかけてきたイネから、ようやくお米がとれました



 

もみのからを取っただけのお米は玄米(げんまい)といい、これを精米しないとふだん食べている白いお米〔精白米(せいはくまい)〕にはなりません。精米は玄米(げんまい)からぬか層と胚芽(はいが)を取りのぞく作業です。

玄米(げんまい)の構造(こうぞう)については、右の絵を参照してください。