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お米を育てるときに大切なのは水の量です。
それぞれの段階(だんかい)で一番適切な水の量をしっかり守るようにしましょう。
種もみをまく時の水の量は土の表面がひたるくらいにしてください。多すぎると芽(め)の生長が遅れますから注意して。
種もみどうしの間かくをあけ、種もみがかくれる程度に指先でかるく埋(う)めるようにまきます。深く埋(う)めすぎると生長が遅れたり、種もみがくさってしまうこともあります。
芽(め)が生長するためには、適度な温度ときれいな空気も必要です。日当りが良く、風通しの良い場所に置いて水をきちんとあげておけば、2〜3日たつと土から芽(め)が出、どんどんのびていきます。
20〜25日たつと、葉が3、4枚に増えてきますから、水の量を増やしてあげましょう。そのときの水の深さは土から2〜3センチメートルがめやすです。
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農家の人は水の量にとても気を使います。田植え用の苗(なえ)を育てる場所を苗代(なわしろ)といいます。寒い地方では、春の早い時期から苗代(なわしろ)で苗(なえ)作りをはじめますが、春でも霜(しも)が下(お)りるときがあります。霜(しも)が下(お)りそうなときには水を深くして保温し、苗(なえ)を守るようにしています。苗(なえ)作りは、温度変化の少ない水の性質も利用しているんですね。
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