好きなものを好きなだけ食べられるといった食生活では、体が必要とする栄養素を十分にはとれません。
 食事は、必要な栄養素をしっかりとるとともに、栄養素がかたよらないように、バランスよく食べることが大切です。
 日本人は、子どものころ肉料理をよく好みますが、おにぎりやおすし、さしみ、野菜のにもの、といった料理もよく食べています。このように、ごはんとともに、あぶらっこいものからあっさりしたものまでをよく食べた経験が、やがて成人になってからのメニュー選びに生きてきます。
 たとえば、しぼうの多い食事や少ない食事など、体の要求に合ったバランスのとれた食事を、自然に選べるようになっているのです。
 ごはんをまとめ役とした食生活は、一生を通して合理的な食べ方をする土台をつくってくれています。
●ごはんは食事のまとめ役です
ごはんは、それ自体、“味がない味”を特ちょうとしているので、どんな食品とも組み合わせることができるんだ。その上、和風、洋風、中華風などどんな味のおかずにもよく合うので、食事のまとめ役として最適な食べ物といえるんだ。


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