日本人がお米を食べる量は、一番多かったとき(昭和37年度)の半分以下に減ってしまった。一方で、多くの食料を外国から輸入している。自分たちが食べるものは、自分の国で作るのがいいよね。日本人が食べる食料のうち国内で作られている食料の割合を食料自給率と言うんだが、昭和35年度には79%(カロリーベース)あったものが、現在では38%(カロリーベース)しかないんだ。国ではこの食料自給率を令和12年度(2030年度)に45%まで引き上げるという目標をたてている。みんなが1食でごはんをひとくち(17グラム)多く食べるだけで、食料自給率を1%あげることができるんだ。

日本には利用されていない農地や花のように食料以外を栽培している農地もある。これらの農地もすべて使うことで、日本にどのくらいの食料の供給能力があるのかを示すのが「食料自給力」だ。食料自給力には畜産物、水産物やきのこのような林産物の生産力もふくまれる。日本の食料自給力を高めるためにも、お米など国産の農林水産物を食べることが大切だね。

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                        <TD valign=*:みんなが食べるもののうち、何%が国内産でまかなわれているか、という割合。日本の、カロリーを基準にした自給率は、37%しかない。
→日本の食料自給率の推移を見る
 

制作・著作 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
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