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お米と健康
テーマ:「健康的なダイエットは、ごはんを主食に」
日本体育大学大学院健康科学・スポーツ医科学系教授 大野誠先生


 ●正しいダイエット法は?
     よく、雑誌やチラシなどに「このダイエット法で、私は1ヶ月に10sやせました」等という記事や広告が掲載されたりしていますが、健康的なダイエット法というのは、体についた余分な脂肪だけ減らして、大事な筋肉や骨は減らしてはいけないというのが大原則です。
     そもそも、体の脂肪は燃えるのに、何週間もかかりますから、まず、ゆっくりじっくり体重を減らすことが大切です。
     絶食をしたり、あるいは薬を使うなどのダイエットは、体重は早く減りますが、何が減っているかというと、ほとんど体から水が抜けるだけで、肝心の体脂肪はあまり減っていないのです。それに、絶食等をあまり長くし続けると、大事な筋肉や骨までが減ってしまい、やせるというよりもやつれるダイエットになり、非常に危険です。
     また、単品の何かを食べてダイエットをするという方法は、栄養が偏って、健康を損ねてしまいます。人間は、本来、雑食性の動物ですから、いろいろなものを食べて、初めて体の細胞の新陳代謝がうまく行われるようになっているのです。

 ●体に優しく、長続きするダイエット法は?
     体に優しく健康的なダイエットの基本は、やはり、食事と運動です。食事が主、運動が従といわれ、食事をきちんととらないと、その効果がなかなか出てきません。
     食事は、炭水化物、脂肪、たんぱく質、この3つの栄養素のバランスをしっかり保って、そして全体の摂取エネルギーの量を低く抑える「低エネルギーバランス食」がよいということになります。その代表が実は糖尿病の治療食です。
     1日3食、必ず毎食ごはんを主食として1膳から1膳半食べ、それに魚や野菜などを組み合わせると、簡単に栄養素のバランスのとれたダイエットメニューができます。
     つまり、摂取エネルギーをコントロールしながら、栄養素のバランスをとる、このためにはやはり日本人の場合には、まず主食をごはんにすると、簡単に健康的なダイエットメニューができます。

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