加工食品・加工米飯ってな〜に?


 昔の干し飯(ほしいい)や、水につけたもみをいり、もみがらを取りのぞいた「焼き米」は、手軽に食べられるお米の加工食品といえるものでした。今では、たきたてのごはんや味つけごはんが加工されて、加工米飯(かこうべいはん)として販売されています。加工米飯で最初につくられたものは、かんそう米飯です。1935年に軍隊用の食糧として開発されました。1990年にはレトルト米飯が発売され、非常食や海外旅行のときなどに使われました。1990年には無菌包装米飯(むきんほうそうべいはん)が発売されています。たきたて・できたてのおいしさがいつでも味わえ、手軽さ・便利さがみりょくの加工米飯は、保存用、非常食用、レジャー用としてはもちろん、メニューも豊富になって、今では家庭で、ごはんをたくかわりの利用も多くなってきています。
◎加工米飯(べいはん)のいろいろ
レトルト米飯(ごはん)
 調理されたごはんを、空気が入らないようにした密閉(みっぺい)容器に入れ、高圧加熱殺菌したものです。ふつうの温度(常温)で6か月〜1年保存できます。白いごはんのほか赤飯・たきこみごはん・おかゆ・ぞうすいなどがあります。
無菌包装米飯(ごはん)
 無菌(むきん)設備のあるところで、たきたてのごはんを密閉容器に入れたものです。外見はレトルト米飯に似ていますが、熱を加えずに包装するので、味もよく、ふつうのごはんと変わらないといわれています。常温で6か月保存できます。
冷とう米飯(ごはん)
 調理したごはんを-40℃以下で急速冷とうしたものです。-18℃で1年間保存できます。ピラフ、チャーハン、焼きおにぎりなどがあり、家庭での利用が増えています。
チルド米飯(ごはん)
 調理したごはんを包装したあと殺菌(さっきん)し、利用するまで冷蔵庫で保存します。保存期間は2か月くらいです。主にデパートなどの食品売場で、できたてを販売するおこわや赤飯などに利用されています。
かんそう米飯(ごはん)(アルファ米ともいわれる)
 調理したごはんを熱風などで急速かんそうさせたもので、軽くて持ち運びに便利なためキャンプや登山に利用されています。また、常温で3年間保存できるため、災害時の非常食として利用されています。
かんづめ米飯(ごはん)
 調理したごはんをかんにつめ、密閉して高温殺菌したもので、3年間は保存できます。たきこみごはんやおかゆなどがあります。また、非常食としても利用されています。
◎加工米飯の生産量
 加工米飯は、調理のかんたんさ、味の良さと長期保管できることが、人気の秘密です。
 加工米飯は、年間約34万6千トン(平成28年)生産されていますが、ほとんどを冷とう米飯(約5割)と 無菌(むきん)包装米飯(約4割)がしめています。
 これらの加工米飯は、材料や味つけにくふうをした、いろいろな種類の商品が販売されています。
 それぞれの商品に書かれている調理方法や保存方法を確かめて、おいしく食べましょう。
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制作・著作 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
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