「おにぎり」・「おむすび」は、ごはんをにぎって作る、あるいは手や指を合わせて形作ることから名付けられました。おにぎりはかんたんに食べられ、持ち歩くのにも便利です。食欲がないときでも“おにぎり”なら食べられるという人も多く、中身の具もバラエティに富んでいて、みんなに親しまれています。


おにぎりの歴史
おにぎりは、すでに弥生時代の中ごろにはあったことが、遺跡の発掘からわかっています。平安時代にはおにぎりは兵士の食事として用いられました。また、形が鳥の卵に似ている事から「鳥の子」ともよばれました。
おにぎりは、もともとは、もち米をむしてにぎったものが原形ですが、鎌倉時代の末期になると、主に、うるち米のごはんが使われるようになりました。


ワンポイント豆知識
●駅弁第1号は「おにぎり」でした。
商品としてのおにぎり第1号は、1885年に現在の東北本線の宇都宮駅で販売された駅弁です。梅干し入りのおにぎりにゴマをふったものでした。
●おにぎりとおむすびのちがい
中身は一緒で呼び方が違うだけですが、歴史が古いのはおにぎりのほうです。おにぎりという言葉はもち米をむした強飯(こわいい)をにぎった“にぎりめし”が原型です。これがいつのまにかおにぎりと言い換えられ、もち米からうるち米でつくられるようになったもの。おむすびは江戸時代に身分の高い女性や大奥などで、女性のていねいでやさしい言葉、女房言葉としておにぎりを言い換えたのが始まりとされています。
●みんなが大好きなコンビニエンスストアのおにぎりは、こうやって作られているんだ。
(1)全自動の電気炊飯器でごはんがたかれています。 (2)たけたごはんは、成形機に送られ、具が入れられて、形が整えられます。
(3)自動包装機でつつまれ、シールがはられます。 (4)ベルトコンベアーで送られてでき上がり。


おいしい作り方
●「おにぎり」を作ってみよう!
以前は、おにぎりの形にも地域性がありました。関西では俵形、関東では丸形や三角形が多く見られました。
準備
(1)茶わんに温かいごはんを入れて、両手で持ち、軽く上下にふる。こうするとごはんがにぎりやすくなる。 (2)ごはんが手につかないように、塩水をつける。
※左ききの人の場合の手の使い方は逆になります。
三角形

(3)左手のひらにごはんをのせ、右手で三角屋根を作る。 (4)左手の親指以外の4本の指でかべを作ってにぎる。 (5)右手は三角屋根にしたまま、おにぎりを何度か回して三つの角を作る。

丸形

(3)左手のひらを丸くしてごはんをのせ、右手も丸くしてギュッとおさえる。 (4)おだんごを作るようにおにぎりを回す。 (5)手のひらでおにぎりを上から軽くおす。

俵形

(3)右手の親指以外の4本の指をそろえて細長くにぎる。 (4)ごはんの向きを変え、左の手のひらと人さし指、中指、薬指ではさむ。 (5)左手の4本指でにぎり、右手人さし指と中指と薬指で軽くおさえながら回す。