穂(ほ)がのびてくると、緑色のもみがたくさんついているのが分かります。イネの花はこのもみが割れるようにして咲(さ)きます。
穂(ほ)がのび、花が咲(さ)くこの時期はイネの生長で一番大切な時期です。この時期に気温が低かったり、大風が吹いたりすると、実らないもみができるなど、お米のできが悪くなります。気温が低いときは水の量を多くして、水温が18℃以下にならないようにしたり、台風のときなどは室内に移動しましょう。
イネの花はいっせいに咲(さ)くのではなく、穂(ほ)の先のほうから下に向けて順に5日間くらいかけて咲きます。花が咲(さ)いている時間は午前中の2時間ぐらいと短く、咲(さ)き終わるともみは閉じ、二度と開くことはありません。
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